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「お酒で顔が真っ赤」にはこんな原因も!
前項までは、遺伝子タイプから顔が真っ赤になる理由を考えてきました。
しかし、遺伝子タイプに関係なく、アルコールにより顔が赤くなる病気があります。
それは「毛細血管拡張症」です。
毛細血管拡張症は、顔の血管が拡張し皮膚の表面に透けて見える皮膚疾患のことです。
顔が赤っぽく見えるため、「赤ら顔」とも呼ばれます。
毛細血管拡張症の原因は複数ありますが、そのひとつがアルコールの過剰摂取です。
毛細血管拡張症になると、飲酒していないときも顔が赤く、治療をしても完治に時間を要する場合もあります。
このように、「顔が真っ赤になってもお酒が飲める」理由として、いくつか考えられる要因があります。
しかし、お分かりでしょう。
いずれにしても、顔が真っ赤になるのは身体からのなんらかのサインなのです。
本人はもとより周囲も、飲み過ぎないように気をつける必要があるといえるでしょう。
<執筆者プロフィール>
吉村 佑奈(よしむら・ゆうな)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。某病院での看護業務を経て、現在は産業保健(働く人の健康管理)を担当
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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