(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
20という数字の「つ・まる」の語呂合わせ、また、二十四節気のうち1年中で最も寒くなる「大寒(だいかん)」がこの頃にあたり(※2018年の大寒は1月20日です)、寒い時季は血栓ができやすいという背景から、1月20日は「血栓予防の日」と認定されました。
また、この日から1か月間は「血栓予防月間」として掲げられています。
「血栓予防の日」は、日本ナットウキナーゼ協会(JNKA)が制定しました。
今回は「血栓」や血栓にまつわるさまざまな病気についてご説明します。
血栓とは何か
血栓とは血液の塊です。
血管が傷ついて出血すると、止血する働きが起こります。
血小板が血管の傷ついた部分にくっつき、血小板同士が集まって損傷部をふさぐ仕組みです。
さらに、止血をより強固にするため、血液中の「凝固因子」が作用し「フィブリン」と呼ばれる糊状の膜をつくります。
これがさらに血の塊を強固にして出血を止めるのですが、このときの血の塊が「血栓」なのです。
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