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執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)
医療監修:株式会社とらうべ
「瞼裂斑(けんれつはん)」
あまり聞きなれない病気ではないでしょうか。
認知度としては低いこの病気ですが、じつはコンタクトレンズ使用者には意外と身近な病気です。
今回は「眼のシミ」ともいわれるこの瞼裂斑についてご説明したいと思います。
瞼裂斑とは
長年のまばたきによって瞳の裏に刺激が溜まると、「球結膜(きゅうけつまく):白目を覆っている粘膜」の皮の細胞が増殖し、黄色い盛り上がった斑点が出てくることがあります。
この盛り上がった部分を瞼裂斑といいます。
どちらかというと鼻側の白目に出ることが多いといわれています。
自分の目をチェックして、「黒目の横に何かついている」と気づく人もいます。
瞼裂斑は、失明に至るような深刻な病気ではありません。
しかし、症状に炎症がともなうと「瞼裂斑炎」といい、充血や痛み、ドライアイの原因になる場合があります。
症状がひどいときは点眼などの治療が必要です。
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