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痛風の治療について
痛風発作が起こったときは、消炎鎮痛薬を用いたり、局所麻酔剤入ステロイドを関節に注入したりするなどして、薬物療法で患部の痛みや腫れを取り除く治療をします。
そして、発作が治まった後は、慢性化を防ぐため尿酸値をコントロールする薬の長期的な服用が必要です。
さらに、前述の前兆症状には、炎症反応を抑える「コルヒチン」という薬が有効とされています。
痛風予防のポイント
次のようなことに気をつけましょう。
肥満を解消する:とくに内臓脂肪型肥満(メタボ)は、リスクが高くなる
軽い運動習慣:激しい無酸素運動は尿酸値を高めることがあるので軽めの有酸素運動がおすすめ
アルコール飲料の飲み過ぎを止める:とくにプリンタ体を多く含むビールは要注意。また、ビールを焼酎に変えるといった対処も、飲み過ぎには注意が必要
水分補給を十分にして腎臓のはたらきを万全にしておく:尿量を増やして尿酸を排泄する。ただし、甘い飲み物は尿酸値を高めるので、水やお茶を推奨
ストレス解消にやけ食い・やけ飲みをしない
また、次のような調査結果も報告されています。
コーヒーの摂取量が多いと痛風になりにくくなる
乳製品の摂取量が多いと痛風発症のリスクが下がる
ランニング距離が長いと発症リスクが下がる
アルカリ性食品の摂取は尿酸の排泄に有効(海藻類、野菜類、イモ類、果物類、大豆、キノコなど)
痛風の治療は、内科で診察を受け必要に応じて痛風外来やリウマチ科などを受診していくことがすすめられています。
関節などの炎症の場合は整形外科の受診が良いでしょう。
「痛風」は近年若年層や女性にも増えているといいます。
若いから、女性だから大丈夫…というこれまでの傾向に捉われず、食生活を中心にライフスタイルを見直してみましょう。
<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお かおるこ)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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