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増える乳がんとその原因
乳がんの患者数は増加傾向にあります。
その背景には、欧米化にともなう食事を含む現代の生活習慣や、妊娠・出産・授乳といった女性のライフスタイルの変化、女性ホルモンのバランスなどが関わっていると考えられています。
また、乳がんを発症した人の約5〜10%は遺伝が関与していると考えられており、血縁者に乳がんを患っている方がいるという場合は、より注意を払うべきでしょう。
ただし、家系的に乳がんが多いからといって、必ず乳がんを発症するわけではありません。
大事なのは、若い世代でも乳がんになる可能性があると認識し、常に注意する気持ちを持つことです。
乳がんを早く発見するために…
乳がんの早期発見には、自己チェックがとても大切です。
乳がん患者のおよそ半数以上は、自分で症状に気づき乳がん発見に至ったと言われています。
月に1回は自分の乳房をチェックする習慣を持って、乳房のしこりや痛み、皮膚のひきつれなどに気がついたときには、速やかに受診して必ず相談をしましょう。
また、40歳以降は2年に一度の検診が推奨されています。
乳がん検診には、問診や医師が実際に目でみて触れて確認する「視触診」、「マンモグラフィ検査」、「超音波検査」などがあります。
なかでもマンモグラフィは乳がんの死亡率を減らす有効性が科学的に認められている検査です。
受診率の高い欧米では、乳がんの患者数が増えていても死亡数は減ってきています。
一方、日本人女性の乳がん検診受診率は低く、死亡率も増えているため、現在「ピンクリボン活動」に代表されるような啓蒙活動が盛んに行われています。
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