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執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
キャンプや森林浴など、屋外のレジャーを楽しむ機会が増えるこの季節。
日ごろと違う環境では、予期せぬケガもつきもの、特にハチには注意が必要です。
実は、屋外のレジャーに適している8~10月は、ちょうどハチの攻撃性が高まる時期なのです。
そこで今回は、ハチに刺されたときの応急処置と、予防策について紹介いたします。
命の危険も…「アナフィラキシーショック」
ハチに刺されたときの症状には、大きく分けて「局所症状」と「全身症状」があります。
症状の程度は人それぞれですが、局所症状は刺された患部に痛みや腫れ、しびれなどが見られます。
全身症状になると、呼吸が困難になる感じや意識障害、動悸、頭痛、吐き気、じんましんなど、全身に重い症状が出てきます。
特に呼吸困難感や意識障害がある場合は注意が必要です。
これはアナフィラキシーショックといって、早ければハチに刺されて15分以内に症状が出ます。
最悪のケースでは死に至ることもありますから大変危険です。
少しでも全身症状が疑われるときは、迷わず救急車を呼んでください。
そして、救急車が到着するまでのあいだ、次項で説明する適切な処置を行いましょう。
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