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動脈硬化の怖さ
厚生労働省から発表された『平成29年(2017)人口動態統計(確定数)』によれば、日本人の死因は、1位「がん」、2位「心臓病」、3位「脳血管の病気」となっています。
近年この傾向は変わらず、日本人の4人に1人は血管トラブルが原因の「心臓病」と「脳血管の病気」で亡くなっています。
とくに、脳梗塞などの「脳血管の病気」は寝たきりになる原因の第1位でもあります。
そして、動脈硬化はこうした病気になるリスクを高めるのです。
ですから、病気を予防して健康で自立した生活を送るためにも、定期的に自分の血管の状態を知り、生活習慣を見直していくことがとても大切になります。
自分の血管の状態を知る方法:セルフチェック
病院で行う検査には、動脈の硬さを調べる「CAVI検査」、動脈の詰まり具合を調べる「ABI検査」などがありますが、ここでは手軽にできるセルフチェック方法を一つご紹介します。
《こんな人は要注意!あなたはいくつ当てはまりますか?》
□ 階段を上がったり、運動をしたりすると胸に圧迫感がある
□ インスタント食品や脂っこい食品をよく食べる
□ 野菜はほとんど食べない
□ 電話が鳴ったらすぐ出ないと気がすまない
□ 運動らしい運動はほとんどしない
□ 手足のしびれや冷えを感じる
□ 高血圧気味である
□ 血糖値が高い
□ コレステロール値が高い
□ 家族に心筋梗塞や脳梗塞などを患った人がいる
□ 職場では人から頼られる存在
□ 責任感が人一倍強いと思う
□ タバコを吸う
当てはまる項目が、
・0~ 5個:血管年齢は歳相応といえます。
・6~10個:血管年齢は実年齢より10歳ほど高いかもしれません。
・11個以上:血管年齢は20歳以上高い可能性があります。
加齢にともない血管は自然に老化していくものですが、生活習慣の改善によって動脈硬化の進行を予防できる、という側面もあります。
とくに血管の状態が実年齢より高い人は、生活習慣を見直して血管を若返らせていきましょう。
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