あなたの周りは大丈夫?「ゲーム依存は病気です」とWHOが認定

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あなたの周りは大丈夫?「ゲーム依存は病気です」とWHOが認定

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まずは病院に相談して!

 
身近な人が、あるいは自分自身がゲーム依存かもしれないと感じたとき、どのように対応すればよいのでしょうか。
 
解決の第一歩は、まず、仮に本人を除いたとしても、家族だけでも病院に相談することです。
 
直接の受診が難しければ、電話相談も可能です。
 
今の状態が様子見でよいレベルなのか、それとも専門的な対処が必要なレベルなのか、見極めに必要な情報を得て、ただやみくもに時間が経過する状況は回避しましょう。
 
病院では、冒頭でお伝えした「ゲーム障害」のガイドラインをもとに問診をします。
 
また、心身の状態に応じて、血液検査や脳画像検査、心理検査などが行われることもあります。
 
基本となる治療法は、医師や心理士とのカウンセリングです。
 
ゲーム障害と診断された場合、回復に必要不可欠なのは、本人がゲームに依存している状態を自覚することです。
 
その上で実生活を少しずつ見直して改善し、運動などゲーム以外の興味を持って集中できる時間を確保します。
 
グループで話し合う集団精神療法もあります。
 
重度の依存になると、入院してゲームを完全に断つ環境を作る方法も検討されます。
 
 
いずれにしても、上記プロセスをたどらないで、ゲーム依存に陥っている本人のスマホを突然取り上げる、インターネットの接続を切る…といった、強引にゲームを遮断する対処は厳禁です。
 
多くの場合本人の怒りを買い、さらにゲームに固執するなど、事態の悪化につながります。
 
 
子どもから大人まで、スマホの画面に見入っている姿がありふれた光景になった現代。
 
いま一度、自分自身や家族のインターネットとの付き合い方を見直してみませんか。
 
依存への黄色信号に早めに気づくことが、生活の破綻を防ぐ鍵となります。
 
 
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
 
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
 

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