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呼気アルコール濃度の目安
さて、道路交通法で定められている呼気アルコール濃度0.15mg/Lとは、いったいどれくらい飲んだ量なのでしょうか。
目安は次の計算式により算出できます。
<血中アルコール濃度(%)=(飲酒量×アルコール度数)÷(833×体重)>
血中アルコール濃度を5倍すると、おおよその呼気中アルコール濃度(mg/L)に換算でき、実際のアルコール保有状況を知る手がかりになります。
たとえば、体重60kgの人がアルコール度数5%の缶ビール(350ml)を1本を飲んだ場合、血中アルコール濃度は0.035%。
0.035%を5倍すると呼気中アルコール濃度0.175mg/L。
つまり、酒気帯び運転となる0.15mg/Lを上回ってしまいます。
アルコールが含まれる食品
食品に利用されるアルコールは、風味づけや保存性を高める目的で、洋酒や清酒、酒粕などが挙げられます。
原材料表示を見ると、「洋酒、ワイン、ブランデー、酒粕」などと記載されていて、アルコールが入っていることがわかります。
ただし、その含有量までは明記されていないことが多いでしょう。
なぜなら日本の酒税法では、アルコール濃度が1%を超える飲料は酒類として取り扱われ、表示が義務付けられていますが、洋菓子などの食品には表示義務がありません。
次のような食品はアルコールを多く含む可能性が考えられますので、注意が必要です。
●ケーキ
●ゼリー
●ラムレーズンを使用したもの
●チョコレート
●甘酒
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