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粉ミルクとの違い:液体ミルクのメリット・デメリット
液体ミルクは「育児が楽になる」という見方が多いようです。
粉ミルクとはどのような違いがあるのでしょうか。
メリット
◎調乳の必要がない
粉ミルクの場合は、製造時に取り除けない菌を死滅させるために70度以上のお湯(一度沸騰させたもの)を用意し、必要な粉ミルクを計量して調乳します。
さらに、水は硬水(硬度の高いミネラルウォーターやイオン水)ではない衛生的な水を使う、という留意点があります。
一方、調乳済の液体ミルクはこうした手順が省略されます。
◎常温で保存可能、すぐに飲ませることができる
粉ミルクは70度以上で調乳するため、その後適温まで冷ます必要があります。
液体ミルクは未開封であれば常温で保存でき、開封したら容器に移してそのまま飲ませることができます。
デメリット
◎粉ミルクよりも割高である
粉ミルクは1缶(約6,000ml)3,000円程度、液体ミルクは国内製造品で1本(125~240ml)200~215円程度です。
ミルクだけをあげる生後1~3か月の赤ちゃんに必要な粉ミルクは、1か月あたり3~9缶分くらいです。
これを液体ミルクに換算すると125ml入りで140~400本くらい、240mlで80~230本くらいになります。
◎保管に場所をとられる可能性がある
液体ミルクは1か月分で100本以上必要です。
ある程度ストックをしようとすると、粉ミルクよりも保管場所が取られたり、購入時に持ち運びの手間がかかったりするかもしれません。
粉ミルクと液体ミルク…どちらを使う?
このように、液体ミルクはすぐに使えて調乳を間違える心配もないので、育児の時短や簡略化という面で重宝されそうです。
とくに、外出先や夜間にミルクを使いたいシーンなどでは、かなり負担が軽減されるのではないでしょうか。
また、普段は母乳だが急きょ子どもを預けたい、搾母乳がないときだけミルクを使いたい、という人にも液体ミルクは適していると思います。
反面、栄養のほとんどをミルクで補う場合は、前述のとおりコスパが悪くなってしまいます。
コスト面を考えると、粉ミルクと液体ミルクを場面に応じて使い分ける方法が賢明でしょう。
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