妊娠中のハーブ の注意点 ~使い過ぎは流産リスクを高める!? ~

Mocosuku(もこすく)
  • 妊娠中のハーブ の注意点 ~使い過ぎは流産リスクを高める!? ~

  • Mocosuku(もこすく)
医療資格者や専門家だけの記事を配信

妊娠中のハーブ の注意点 ~使い過ぎは流産リスクを高める!? ~

公開日時

 
執筆:斉藤雅幸(Mocosuku編集部)
監修:山本ともよ(管理栄養士)
 
 
ここでは 妊娠中のハーブの取り扱い についてご紹介します。
 
「きれいになりたい」「おしゃれに暮らしたい」と考える女性を中心に、生活の中にハーブを取り入れる人が増えています。リラックス効果や代謝アップを期待できるものなど、多種多様なハーブを使いこなす人は、どちらかというと健康意識の高い人なのではないでしょうか。
 
妊娠をきっかけに、食べものに気を配ったり、薬の服用に慎重になったり、お腹の赤ちゃんのことを考えて生活するようになる女性は多いと思います。
 
しかし、ハーブについては、健康的なイメージも手伝って、これまで通り使い続けてしまいがちです。実は、ハーブに関して、お腹の赤ちゃんに悪影響を与えたり、流産の原因になる可能性が指摘されています。
 
 

妊娠中のハーブ :妊婦さんが避けた方がよいハーブ

 
ハーブに含まれる精油成分は尿生殖器官を刺激し、子宮の収縮を引き起こして流産につながる可能性があります。
 
刺激性のある精油を含むハーブには「ペニーロイヤル」「カキドウシ」「セイヨウネズ」「パセリ※」「セージ」「エゾヨモギギク」「セイヨウノコギリソウ」などがあります。なかでもペニーロイヤルは肝毒性のある「プレゴン」を含み、堕胎剤としてこれを使用した女性が肝障害を起こした事例が報告されています。
 
※パセリは食用としても広く摂取されています。食品として摂取する分には問題ありません。加工製品として、薬用量すなわち大量に摂取したり、抽出あるいは濃縮物を摂取したりすることはリスクにつながると考えられます。
 
 

スポンサーリンク

先週よく読まれた記事

ヨガはどうしてカラダに良いの? 医学的に掘り下げてみよう

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 昨今のヨガブームにより、趣味としてヨガを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。 「なんとなく健康に良さそう」というイメージの強いヨ...

不眠症ならぬ「過眠症」をご存じですか? 症状や原因とは

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは自分の睡眠に満足していますか? 睡眠の悩みと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは「不眠症」でしょう。 しかし、「過眠症」で悩んでい...

朝起きたら首が… やっかいな「寝違え」の原因と治し方

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 「朝起きたら首が痛い・・・寝違えたかも!?」 このような経験、どなたも一度はあるでしょう。 そもそも寝違えはどうして...

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 婚活、妊活、終活など、最近は「〇活」というコトバがよく使われています。 「温活」もそのうちのひとつで、今や書籍やインターネットなどあちこ...

「失神」と「睡眠」の違い どこに注目すればいい?

執筆:南部 洋子(看護師) 監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ) 「失神」と「睡眠」の違い、見た目ではなにがどう違うのか、わかりませんよね。 例えば、飲み会...

つった! 寝ていたら足がつるのはどうして?対処法は?

執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士) 夜寝ている時、突然足がつってしまい、激痛で目が覚めた! そんな経験をされた方、いらっしゃいませんか? 突然起こる足のつり。どうしてこのようなことが起...

働く人に増えている「適応障害」 原因となる3つのパターン

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 環境にうまくなじめないことから、落ち込んだり、意欲や自信を喪失したり、イライラして怒りっぽくなったり、体調面が悪くなったり、場合...

【流産】新着記事

妊娠中のハーブ の注意点 ~使い過ぎは流産リスクを高める!? ~

妊娠中のハーブ の注意点 ~使い過ぎは流産リスクを高める!? ~

執筆:斉藤雅幸(Mocosuku編集部) 監修:山本ともよ(管理栄養士) ここでは 妊娠中のハーブの取り扱い についてご紹介します。 「きれいになりたい」「おしゃれに暮らしたい」と考える女性を中心に...

2015/07/23 14:58掲載