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肝臓がんの治療をしていたカーター元大統領に、あらたに脳に4つの悪性黒色腫が見つかり、 がんの放射線治療 を行っていますが、数か月続く見通しです。ここでは悪性黒色腫の特徴、そして、代表的な放射線治療について確認しておきましょう。
悪性黒色腫とは?
皮膚に発生する皮膚がんの一つですが、最も悪性度が高い皮膚がんです。皮膚には、メラニン色素を産生する皮膚の細胞メラノサイト、あるいは母斑細胞が悪性化した腫瘍で、単に黒色腫、またはメラノーマと呼ばれることもあります。悪性黒色腫は、脳転移を起こすことが少なくありません。
原因は、不明ですが、白人の発生率が有色人種よりも数倍高く、紫外線の強い地域に居る白人の発生率がさらに高いという報告もあります。白人では、数か所の皮膚に多発する家系が報告されており、遺伝的に悪性黒色腫が発生しやすい家系があると考えられていますが、日本では、そのような家系は明らかではありません。
脳に転移した場合、場所や数、大きさによって治療方法は変わってきますが、ガンマナイフやサイバーナイフなど定位放射線照射や手術による局所治療が有効な場合があります。
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