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執筆:南部 洋子(看護師)
監修:坂本 忍(医師・公認スポーツドクター・日本オリンピック委員会強化スタッフ)
「病は気から」という言葉があります。
“病気は気の持ちようによって良くも悪くもなる”という意味ですが、実は、薬や医療行為の効果についても、受ける側の気の持ちよう(思い込み)が大きく影響することがわかっています。これを「プラシーボ効果」と言います。
今回はこのプラシーボ効果について、詳しくご紹介していきましょう。
偽物の薬でも治療効果を発揮する?
プラシーボの語源は、ラテン語の「喜ばせる」や「満足させる」を意味する言葉「プラセボ」です。
もともとは、医師が患者に気休めとして与えていた薬のような形をした丸薬風のものを指していました。
薬効成分を含まない偽物の薬でも、本人が信じて服用すれば症状が改善するなどの一定の効果が認められるため、「プラシーボ効果」として知られるようになりました。
「プラセボ効果」あるいは「偽薬効果」などとも呼ばれます。
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