(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆者:南部洋子(看護師)
監修医:坂本忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ)
「足がだるいので動く気がしない、億劫になる」という人は多いと思います。女性のおよそ80%が「夕方に足がだるい」と感じているようです。
ひどいと横になってばかりいて、さらに体調不良になってしまうことも。何故足がだるくなってしまうのでしょうか?
足のだるさの原因:疲労、冷え、むくみ
疲労
運動のし過ぎや歩き続けるなど、長時間足を使うと、乳酸と呼ばれる疲労物質が蓄積され、足にだるさを感じます。
冷え
下半身が冷えることで、血行不良になります。血液の循環がスムースに行われなくなり、だるさを感じます。
むくみ
デスクワークや立ち仕事など、同じ姿勢が長く続いていると、足から心臓に向かって流れる血液がうっ血を起こします。下腿三頭筋というふくらはぎの筋肉は、足の筋肉を収縮させることでポンプの役割を果たしてますが、この筋肉の機能が低下して、心臓に戻っていく下肢静脈内の圧力が高まってしまうと、血管の内から外へ血漿成分がしみ出て、細胞間質に水分が溜まり、むくみがおきます。これがだるさの原因になります。
足から心臓へ、重力に逆らって血液を送り返さなくてはいけないのですから、ポンプ機能である筋肉がしっかりしていなくてはなりません。これが「ふくらはぎは、第二の心臓」と言われるゆえんです。
ふくらはぎの筋肉が衰えたり、硬くなったりしていると、血液が心臓にうまく戻れず、うっ血が起こってしまうのです。水分や塩分の摂り過ぎのほか、腎臓や肝臓に疾患がある場合にも起こります。
スポンサーリンク