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執筆:松本 たお(正看護師・新生児蘇生法NCPR専門コース終了認定者)
「もしかして妊娠しているかも!?」と意識する体の兆候は人によってさまざまです。しかし、その中でもいくつか特徴的な症状があります。妊娠後、多くの人が感じるのは体調の変化・感覚の変化・生理(出血やおりもの)の変化などです。
「これ妊娠なのかな」「妊娠検査薬使ってみようかな」など、少しでも心当たりや気になるときは、妊娠初期症状がどの程度当てはまるか、以下のチェックリストで確認してみましょう!
妊娠チェックリスト
□普段は食べない物を食べたいと思うようになる。
□柑橘類や梅干しなど、酸っぱいものが無性に食べたくなる。
□食欲が異常に増したり減ったりする。
□臭いに敏感になる。
□口の中に違和感がある。
□唾液が気になる。
□胸が張り、乳首が刺激に敏感になる。
□夜間しっかり眠っていても、日中の眠気が強い。
□普段と同じことをしていても疲れやすい。
□体の火照りや熱っぽさを感じる。
□頭痛がある。
□腰が重く感じる。
□胃のムカつきや吐き気がある。
□すぐトイレに行きたくなる。
□おりものの量や色、状態などが普段と違う。
□下痢や便秘など、普段とお通じが異なる。
□ニキビなど、肌の不調が目立つ。
□わけもなくイライラする。
□涙もろくなる。
□感情が不安定になる。
□基礎体温の高温層が、3週間以上続いている。
□生理が遅れている。
□生理とは違った少量の出血が見られる(着床出血)
チェックリストに当てはまる項目が多かった人は、妊娠の可能性が出てきます。
生理予定日から1週間が過ぎたら、妊娠検査薬を試してみてください。陽性反応が出た場合は、妊娠の可能性が高いです。中には子宮外妊娠や流産の場合もあるので、産婦人科を受診し確認しましょう。
妊娠の成立によって体や心に変化が現れるのは、ホルモンの影響によるもの。とても自然なことなのです。
普段と違う症状があるからといって薬を飲んで抑えようとしたりせず、赤ちゃんを育んでいる可能性を受け止め、しっかり休養をとることが必要です。
妊娠していた場合、この時期は赤ちゃんにとって最も大事な時期と言えます。細胞分裂(さいぼうぶんれつ)を繰り返し、1日1日とみるみる成長していく期間。服薬や喫煙、飲酒などは、赤ちゃんの発育に影響する恐れもあるので控えましょう。
規則正しい生活を心がけ、適度な運動や体を温めることで、健康的な時間を過ごせると良いですね。
<執筆者プロフィール>
松本 たお(まつもと・たお)
正看護師・新生児蘇生法NCPR専門コース終了認定者
精神科・産婦人科・助産院での臨床経験を持つ正看護師。現在は育児に奮闘中の2児の母。
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