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執筆:伊坂 八重(メンタルヘルスライター)
ペットを飼う人が増える一方で、「ペットロス」という言葉を耳にすることも多くなりました。
ジュディ・オングさんや太田光代さんなど、芸能人でもペットロスを公表し話題になりました。
では、そもそもペットロスとはどんなもので、どうしたら抜け出すことができるのでしょうか。
詳しくお話していきましょう。
ペットロス症候群とは?
「ペットロス」とは「ペットとの死別や生き別れによって生じる深い悲しみ」のことをいいます。
可愛がっていたペットを失うわけですから、ペットロス自体は少しも不思議なことではなく、またこれ自体が病気とはいえません。
ところが、なかにはダメージが大きいあまり、ココロやカラダにさまざまな症状をきたす人がいます。このようなペットロスによっておこる心身の症状のことを総称して「ペットロス症候群」といいます。
「ペットロス」という言葉は、1970年代のアメリカで生まれましたが、日本で注目されるようになったのは2000年頃からといわれています。
この背景として、少子高齢化や晩婚化などの社会構造の変化によって、ペットを家族のように(またはそれ以上に)愛する人が増えたことが関係していると考えられます。ペットを愛する人が増えた分、ペットロス症候群も増えてきたということですね。
最近では、伴侶のように一生をともにするペットのことを表す「コンパニオン・アニマル(CA、伴侶動物)」という言葉も登場してきています。この言葉は、人間にとってペットの存在が大きくなっていることを象徴しているともいえるでしょう。
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