(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
師走を迎え、もうすぐ今年も終わりが近づいてきました。
忘年会や年末年始のイベントで飲酒の機会も多いことでしょう。
昨今の健康ブームから、ともするとお酒は悪者になりがちですが、上手に飲めば、健康面にもよいのが「お酒」です。古来「酒は百薬の長」ともいわれてきました。
をれでは、具体的にどういったところがお酒の良いところなのでしょうか。
そして、それはどういう条件の時なのでしょうか。
ご一緒に詳しく見ていきましょう。
お酒の効用
適度のお酒は健康にもよい(どんな薬にも勝る)という成句が「酒は百薬の長」(中国『漢書』より)です。
現代では一般に、次の4点が挙げられています。
食欲が増進される
適量の飲酒が、胃の動きを刺激し、ぜん動運動を活発にし、空腹感が増して、食欲が増進する。
身体を温め、疲労を回復する
アルコールは血管を拡張させ、血流が良くなって血行を改善する。それによって、身体が温められたり、疲労回復の効果をきたしたり、血管を詰まらせにくくしてくれる
コミュニケーションが円滑になる
アルコールが大脳皮質の抑制を解き、緊張がほぐれて、飲んでいないときより快活になったり、陽気になったり、ホンネが出て会話が弾むようになる
ストレスを軽減する
ほろ酔い程度の飲酒はかえって、精神的な緊張をほぐしてストレスを軽減する
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