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LGBTの環境 :誰でも参加できる「つながりカフェ」

今回、大阪で映画『カミングアウト』の上映イベントを企画した「つながりカフェ」は、LGBTの当事者と支援者たちをつなぐお茶会です。
現在、月2回ほどのペースでおこなわれている「つながりカフェ」には、ゲイの人のみを対象とした「つながりカフェfor gay」と、LGBTに興味のある人なら誰でも参加できる「つながりカフェfor LGBT+Ally」があります。
そのため、「LGBT以外の人の前で自分を出すことに抵抗がある」というゲイの人は、まずは「つながりカフェfor gay」から参加してみることもできるそうです。しかし、実際は多くの人が最終的に「つながりカフェfor LGBT+Ally」にも参加するようになるとのことでした。

 

LGBTの環境 :LGBTを取り巻く環境は変化しつつある

東京・渋谷区で「同性パートナー条例」が施行されたり、大阪・淀川区が「LGBT支援宣言」を出したりという行政からの動きに加え、近年ではオーガニックコスメのブランドであるLUSHのように「LGBT支援」の方針を打ち出す企業も増えてきているようです。
その一方で「つながりカフェ」のような、LGBTの当事者とLGBTに興味・関心を持っている人たちが、気軽に「本当の自分を出して」交流できる場の存在が増えていくことも、多様性を受け入れる「誰もが暮らしやすい」社会の実現にとって重要なことなのかもしれませんね。
参考：
映画『カミングアウト』公式サイト　http://www.comingout.jp/
「つながりカフェ」ホームページ　http://tsunagary.jp/
＜執筆者プロフィール＞
井澤佑治（いざわ・ゆうじ）コラムニスト
舞踏家／ダンサーとしての国内外での活動を経て、健康法・身体技法の研究、高齢者への体操指導、さまざまな障がいや精神疾患を持つ人を対象としたセラピー、発達障害児の療育、LGBTの支援などに携わる。

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