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発達障害者とカサンドラ症候群:脳の選択的統御が働きにくいADDの「不注意」
ADDの「不注意」には、興味の薄いものに対して集中できない、話していたり勉強していたりしても周囲のちょっとした動きや物音に反応し気が散ってしまう、忘れ物やケアレスミスが多いなどが挙げられています。
また、こうした行為の原因は、多くのことのうち何が大切で、何が大切でないかということを判断し、選別する脳の機能がうまく働かないからだろうと言われています。
結果として、たくさんのことから優先順位をつけて取り組むことを苦手とし、作業中に外の音に気を取られて作業を放り出したり、どうでもいいことを忘れずに大事なものを忘れるなどが起こり、周囲から、人に合わせない、決め事にこだわるといった印象をもたれてしまいます。
発達障害者とカサンドラ症候群:共通する感覚の過敏さ
栗原さん自身も「音への敏感さ」を告白していました。彼の場合は「大きな音」がストレスで集中をかき乱されていたとのこと。
この感覚の過敏さはADDに限らず、ASDにも共通しています。周囲の人にはなんでもなく思えることが、このタイプに非常に苦痛に思えることがあります。それで、家族や学校、地域など集団生活に支障をきたしてしまうことが多くあります。
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