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ぎっくり腰になったら!
もしぎっくり腰になったら、最初は動くこともできない状態になることが普通です。その場合は、横向きに寝て、腰を丸めた姿勢を取ると少し楽になります。無理にからだを動かすとかえって症状を悪化させかねません。激しい痛みがある2~3日は、自宅で安静にして、その後病院に行くようにしたほうがいいでしょう。
自宅で安静にしている間は、マッサージなどは、してはいけません。湿布薬などで痛みをやわらげるようにします。お風呂などで、温めるのは、逆効果になりがちなので、最初は温めないほうがいいでしょう。
ぎっくり腰の予防
同じ姿勢で長時間座ったまま、しかも前かがみで仕事をすることは要注意です。
椅子に座る場合、背当てに腰が付くまで深く腰掛けます。1時間に1度は立ち上がり、軽い屈伸運動をして、腰部の血行をよくするよう心がけます。
また体重のコントロール、具体的には太らないように。また筋力訓練も必要です。筋力トレーニングとして、太ももの裏側ハムストリングのストレッチを行いましょう。
朝起きるときには、すぐにからだを起こさず、布団の中で横になり腰を丸めた姿勢をとります。こうすることで、椎骨の間が開き、周辺の筋肉なども伸ばすことができます。
また顔を洗うときは、腰だけを曲げるのではなく、膝も少し曲げます。これだけで腰にかかる負担がかなり楽になります。
床からものを拾うとき、物を持ち上げるときにも必ず膝を曲げる癖をつけるようにしましょう。
靴は、ウォーキングシューズが適していますが、普通の靴の場合は、厚めの中敷きを敷いて、ショックをやわらげましょう。
また、股関節の柔軟性も大事ですから、力士の股割りのようなものをじっくり取り入れるのも大事な運動のひとつです。
突然の一撃から、身を守る!
日ごろのケアはやっぱり大切ですよね。私たちにできることは、意外と多いのかもしれません。
<執筆者プロフィール>
南部洋子(なんぶ ようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師。株式会社とらうべ社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立
タッチケアシニアトレーナー
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