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不妊症の定義 :不妊治療とはどんなことをするの?
まずは男女ともに基本検査をします。異常が見つからなければ、排卵日のタイミングを合わせる「タイミング療法」を実施します。その結果をみながら、次は排卵誘発をする、という方法に変えます。
それでも結果がでなければ、人工授精、体外受精、顕微授精というより高度なものにステップアップしていく治療です。
大体5~6周期でステップアップしていき、2年以内に結果を出すことが望ましいとされています。
不妊症の定義 :卵子も精子も老化する
日本の、最高年齢出産は体外受精で60歳、芸能人でも52歳で出産した人がいました。そのようなことが話題になると、自分もその年齢で出産できるのではないか、と錯覚してしまうのではないかと思います。まだ30代後半だから若いから大丈夫、と思ってしまっていませんか?
もちろん個人差はありますが、卵子は、35歳頃から老化すると言われています。また最近の男性不妊の専門医の研究では、35歳から精子も老化する、と発表しています。
内閣府が出してい平均初婚年齢の最新データによると、2013年においては夫は30.9歳・妻は29.3歳という結果にになっています。
男女ともに30歳前後で結婚するのが一般的となっている現在、35歳から卵子や精子の老化が始まる、と聞くと驚く方も多いのではないでしょうか?
子どもを授かれる期間というのは、思っているよりも短いものかもしれません。結婚後、子どもを望むのであれば、妊娠に備えた身体の準備を始めるようにしましょう。
今回、 不妊症の定義 が早まることで、治療を早く進めることができ、少しでも不妊に悩む人が減ることが期待されますね。
執筆:南部洋子(看護師)
監修:岡本良平医師(東京医科歯科大学名誉教授)
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