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女性の甲状腺疾患 で心配なのは妊娠・出産への影響ではないでしょうか。6月19日、歌手の絢香さん(27)が第1子を出産したことを公式ブログにて発表しました。絢香さんは、2009年2月、俳優の水嶋ヒロさんと結婚。その会見時に絢香さんがバセドウ病(バセドー病)を患っていることを公表し、仕事を調整しながら闘病生活を送っていた中での出産ですので、喜びもひとしおではないでしょうか。
甲状腺疾患は、自分の細胞を攻撃してしまう「自己免疫性疾患」で、20代~30代の若い女性に発症することがよくあります。甲状腺の疾患として代表的なものが、バセドウ病と橋本病です。
ここでは女性に多い甲状腺疾患と妊娠・出産の関係についてみてみましょう。
バセドウ病と妊娠
バセドウ病は、甲状腺機能が亢進して過剰に甲状腺ホルモンを作る病気です。男性1に対して、女性は4の割合で発症します。バセドウ病だから妊娠しにくくなるということはありませんが、生理(月経)がなくなったり、不順になることがあります。
また、妊娠してからは、流産や早産の危険が高くなります。ですから、安全な妊娠を継続するためにも、妊娠前に甲状腺ホルモンの濃度を正常にしておくことが大切です。
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