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卵子凍結のメリットとデメリット :「卵子凍結」のメリットって?
卵子凍結のメリットは、不妊治療をする際の妊娠率を高める選択肢のひとつになり得ることです。加齢とともに妊娠率はさがり、卵子が老化し、卵子そのものの数も減少します。卵子が老化すると、染色体異常になることもあり、流産や障害を抱える子どもが産まれる可能性が高まります。卵子凍結は卵子を採取した当時のままの状態で保存することができます。また、個人的な事情によって妊娠や出産の時期を調整できるという部分もメリットのひとつです。
卵子凍結のメリットとデメリット :「卵子凍結」のデメリットって?
一方、卵子凍結によるデメリットもあります。それは、とにかく費用がかかるということ。卵子凍結保存には保険が適用されないため、検査や入院、麻酔、採卵などを含めてだいたい70万円~100万円かかると言われています。さらに、卵子ひとつを保管するのにかかる値段は、年間約1万円。10個の卵子を保管すれば年間で10万円かかります。そして、体外受精をする際にも30~50万円と、お金がかさむのはデメリットかもしれません。
そしてなんといっても、そうまでして妊娠できる確率は1割前後だということ。また、卵子を凍結保存しておいても、パートナーと巡り合えずにそのままになる可能性もあります。さらに、卵子を取り出すときの性腺刺激ホルモン注射による副作用もデメリットになり得るかもしれません。
監修:坂本忍(医師)
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