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便潜血検査と大腸内視鏡検査 :大腸が胃を抜いて、最も多いがんに(男性)
今回の集計では、男性における胃がん・大腸がんの逆転が話題となっています。2012年と2013年で比較すると次のようになります。
2013年(2012年)
・胃 52,807人(50,562人)
・大腸 54,601人(50,445人)
・前立腺 50,257人(48,341人)
・肺 50,255人(47,585人)
・肝臓 17,266人(16,749人)
※「院内がん登録2013年集計報告」(国立がん研究センター)より作成
なお、女性については順位の入れ替えはありませんが、もともと大腸は乳房に次いで2番目に多く、増加傾向にあります。
便潜血検査と大腸内視鏡検査 :大腸がんの特徴
大腸は、消化吸収が行われた食べ物を最終処理する消化器官で、その長さはおおよそ1.8mです。肛門側から、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸に分けられ、これらの部位に悪性腫瘍ができると「大腸がん」となります。
大腸がんになる要因としては、食物繊維などの不足や動物性脂肪、タンパク質の過剰摂取など、食の欧米化があげられます。とくに、日本人の発症傾向として、直腸とS状結腸に悪性腫瘍ができることが多いとされています。男性、女性ともに60代が最も多く、70代、50代と続きますが、近年では30代、40代の発症も増えています。
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