「 出産直前まで仕事 」って大丈夫?

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「出産直前まで仕事」って大丈夫?

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つわりとの闘いの妊娠初期(0〜3か月)

 
妊娠したことがわかったら、会社に伝えましょう。
出産予定日や産後働く意思があるかどうか、育児休暇の期間なども確認し相談します。
 
力仕事を避けるなど、場合によっては業務内容を変えてもらうようにします。いざという時に仕事を代わってもらえる人がいるといいですが、このあたりは職場環境や周囲の理解によって大きく変わってくるかもしれません。
 
妊娠した、という喜びも束の間、妊娠初期にはつわりによる嘔気・嘔吐、気分不快などが出てきます。つらいですが、母親になるための、最初のハードルだと思ってください。
 
お腹が空っぽだとかえって吐き気が増すこともあるので、ビスケットなど軽くつまめるものを用意して、時々口に入れると解消されます。
 
休憩時間は、可能ならば身体を横にできたほうが楽になります。職場に休憩スペースを確保できればベストです。
 
また、冷房で身体を冷やさないようにひざ掛けやカーディガンなどを用意しておきましょう。トイレも近くなりますが、我慢しないようにしましょう。
 
あまり知られていないことですが、つわりは、精神的な要素が大きく影響します。
 
どこで出産するのか、産後は誰が手伝いに来ててくれるのかなど、心配なこと不安があることは、早めに解決していきましょう。
 
そして何よりも、ご主人とこれから生まれてくる子供について話し合っておくことが大切です。体調についても、側にいる人に理解してもらっているとそれだけで楽になるものです。
 
 

安定期に入る妊娠中期(4〜7か月)

 
この頃にはお腹も出てきて、妊婦服を着ることになるので周囲からも妊婦だとわかります。
 
お腹を締めつけないマタニティウェアを楽しみましょう。安定期に入り、お腹の状態にも慣れて気持ちも前向きになれます。
 
通勤ラッシュは避けて、ゆとりをもって出勤しましょう。マタニティマークを着けておくといいですね。
 
階段では、手すりにつかまるなどして、転倒に注意しましょう。
 
また、運動不足などから便秘になりやすくなります。栄養のバランスのとれた食事と、適度な運動を心がけましょう。便意があるときは我慢しないように。
 
出産後は自分の時間が持てなくなります。この時期に、旅行や映画など、個人で楽みたいことをやっておくといいですね。
 
 

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