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冷えと月経不順 :「冷え」のメカニズム
「冷え」を解消するには温めることが大切です。体の中で熱を作る臓器はなんでしょう。実は肝臓と筋肉です。
特に筋肉は動かすことで熱を作ります。寒い時に震えるのは体が筋肉を動かして、熱を作っているからです。また甲状腺ホルモンの効果で体の基礎代謝が上がり、やはり熱を作ります。
ですから、運動不足で筋肉量が低下したり、甲状腺の病気になってホルモンが低下したりすると「冷える」という症状になります。
特に甲状腺ホルモン低下症の症状は「冷え」、「むくみ」、「全身の倦怠感」、「便秘」といった気がつきにくい症状です。また同じ症状が「貧血」でも見られます。このような症状があれば、「私は冷え性だから」などといって片付けずに、まずは病院で相談してみましょう。
冷えと月経不順 :「冷え」と「むくみ」の関係
みなさん、「冷え」から「むくみ」がくると思っていませんか?でも実は、「冷え」は「むくみ」の原因ではありません。
「むくみ」から「冷え」という症状が起こります。むくみは血管の外に水分が過剰に出て行ってしまっている状態です。これは血液が薄くなると起こります。血液が薄くなるというのは、発汗による塩分・糖分の低下や貧血によります。ですから、急激に汗をかいたり、貧血があるとむくみます。
むくみがあると血管が圧迫されるので、血行が悪くなり、冷え、首や肩、背中のコリがでます。ですから、病院では、「冷える」ではなく、「むくみがある」と医師に話すとわかりやすいかもしれません。
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