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赤ちゃんの適正体重 はどんな基準で決まっているの?
赤ちゃんには「適正体重」といったものがあります。
赤ちゃんの出生体重の区分は次の通りです。
・超低出生体重児:1000g未満
・極低出生体重児:1001~1500g
・低出生体重児:1501~2500g
・正常出生体重児:2500~3999g
・巨大児:4000g以上
体重が小さいと保育器に入るの?
保育器に入る基準というのは、それぞれの病院での医師の判断による、というのが実は一般的です。もちろん、出生時の体重が小さい、大きいといったこともありますが、もうひとつ重要な判断材料として、生まれた時の「在胎週数」があります。
在胎37週~41週までに出生した児を「正期産児」といい、在胎37週未満で出生した赤ちゃんを「早産児」といいます。
本来はまだ子宮内で育ちながら、身体の諸器官が発達していく時期にうまれた早産児にとって、子宮の外の生活は厳しいものです。体重が小さく、週数が早くうまれた赤ちゃんほど、自分の体温を調節する力は未熟なのです。
また、肺が未熟なために起こりやすいとされる「呼吸窮迫症候群」や、低血糖、電解質異常などのリスクがあり、保育器に入って厳重に管理されます。
さらに、在胎週数42週以降に生まれた時を「過期産児」といい、巨大児の可能性やそれに伴う難産の可能性、胎盤機能低下による胎児仮死・新生児仮死等のリスクがありますが、近年ではリスク回避のために、42週を超えないよう病院で対処しています。
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