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生理周期と体重コントロール :2つのホルモン
月経が終わって卵胞期に入ると、子宮内膜を厚くするエストロゲンが多く分泌されます。
新陳代謝が活発になり、心身共に体調がよくなり、集中力もアップするので、ダイエットを始めるのに最適な時期です。生理が終わる頃から始めていいでしょう。
一方、排卵後、受精卵が子宮内膜に着床しやすいように整えるプロゲステロンが分泌されている時期(黄体期)は、いわば身体が妊娠に備えているときなので、身体は水分や脂肪を蓄えようとします。
特にPMS(月経前症候群)のある人は、むくみが出て身体が冷えたり、代謝や血行が悪くなったり、便秘がちとなって、下腹部の張りや体重増加が見られることも。
また、精神的には抑うつ、不安、情緒不安定、などの症状が出る場合もあります。
眠気が襲ってぼーっとしたり、イライラして集中力も落ちてしまいますので、このような時期は、ダイエットの効果が出にくいでしょう。症状はほかにもあり、人によってかなり差があります。PMS(月経前症候群)が起こる時期は、生理前の約2週間ほどです。
この時期は、血糖値を下げるホルモンのインスリンの効果が下がって、血糖値が上がるため、より多くのインスリンを必要とします。そのため、身体は低血糖を生じやすくなり、食欲が増したり、甘いものが欲しくなるなどの状態になります。
生理周期と体重コントロール :まずは「基礎体温」で生理周期を把握
体重を管理するためにも、朝起床する前に基礎体温をつけるのを習慣にするのがオススメです。
最近は、計測と同時に毎朝のデータを記録してくれる婦人体温計なども販売されていますので、少なくとも1年ほど「計測」を根気よく続ければ、自分の身体のリズムが把握できます。
またダイエットを考えるのであれば、このとき、一緒に自分の体重を記録しておくといいですね。毎月の記録が溜まれば、どの時期に体重が増加傾向にあるのか、減少傾向にあるのかおのずと知ることができます。
また黄体ホルモンには体に水分を蓄える作用があるので、黄体期は卵胞期に比較して、約1-2kg、体重が増えるのが普通です。
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