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経鼻インフルエンザ生ワクチンの効果や注意点 :年齢別予防効果比較
経鼻インフルエンザ生ワクチンの効果は、大きく分けて「2〜7歳」「8〜13歳」「13〜49歳」で傾向が異なります。経鼻タイプと注射タイプのワクチンの年齢別の効果を見てみましょう。
【2〜7歳】
経鼻インフルエンザ生ワクチンは80~90%の発病予防効果あり。注射型不活化ワクチンは20~30%の効果で、圧倒的に経鼻タイプが優れています。
【8〜13歳】
注射型不活化ワクチンが流行の型と一致した場合は、経鼻インフルエンザ生ワクチンとの効果は同等。型が合わない場合は経鼻タイプのほうが効果があると言われています。
【13〜49歳】
型が合えば注射型不活化ワクチンのほうが効果が高いと評価されています。型が合わなければ経鼻インフルエンザ生ワクチンのほうが効果があるようです。
経鼻インフルエンザ生ワクチンの効果や注意点 :型の影響が小さい経鼻タイプ
上記の傾向から、注射型不活化ワクチンは、そのシーズンにワクチンと流行のインフルエンザの「型」が合うかどうかが重要である一方、フルミストは型の影響をあまり受けないことがわかります。
特に、これまでは子供では不活化ワクチンのB型インフルエンザに対する抗体の効きがよくないのですが、経鼻インフルエンザ生ワクチンはB型に対しても十分な効果が期待できます。
今年から注射型不活化ワクチンもフルミストもB型インフルエンザの2種類の抗体が入るようになりました。B型に対する効果がどうなるかが注目されるところです。
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