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卒乳のタイミング :卒乳できる赤ちゃんの条件とは
とはいえ、赤ちゃんの発達具合によって、卒乳すべきかどうかは変わってきます。卒乳するのに適している赤ちゃんの状態は次の通りです。
・1歳を過ぎていること
・1日3回の離乳食が摂れていること
・母乳やミルク以外から必要な栄養がとれていること
また、哺乳瓶からではなく赤ちゃん用マグカップなどを使って自分でお水やお茶が飲めるようになっていることも大切です。
卒乳のタイミング :「言い聞かせ卒乳」とは
赤ちゃんのペースで離乳する卒乳では「言い聞かせ卒乳」がオススメです。赤ちゃんに「もう少ししたらおっぱいとバイバイしようね」などと声をかけながら授乳する回数を減らしていくのが効果的でしょう。卒乳すると決めた日の1か月くらい前から授乳の回数を減らし、最終的には授乳をするのは夜だけという状態にもっていきます。
とはいえ、卒乳の日に泣いて母乳をほしがるのであれば、赤ちゃんの準備ができていない状態なので無理にやめさせると「卒乳」ではなく「断乳」になります。
また、授乳はお母さんと赤ちゃんの大きなスキンシップです。そのため卒乳するとスキンシップが減り、赤ちゃんが不安定になってしまうことがあります。こまめに赤ちゃんとスキンシップをとることを心がけましょう。そして、卒乳後にはママの食べる量を減らすことも重要です。赤ちゃんに母乳をあげるためにと毎日たくさん食べていたのと同じ量を食べると太ってしまうので気を付けましょう。
「卒乳」といっても人それぞれのペースがあります。周りと比べて焦ったり悩んだりすることもあるかもしれませんが、赤ちゃんと自分の生活を考慮したうえで卒乳を考えていけるといいですね。
監修:岡本良平(医師)
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