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飲酒運転による事故と自動車保険
一方、保険についてはどうでしょうか? 飲酒運転の場合、車両保険は補償の対象外です。自賠責保険や対人賠償、対物賠償など、被害者の救済を目的とした補償項目については飲酒運転でも補償されます。また、人身傷害保険、搭乗者傷害保険、無保険車傷害保険などについては、同乗者は補償の対象になりますが、運転者本人の補償については保険会社によって異なるようです。
飲酒運転の厳罰化が審議されていた頃、損害保険業界でも「飲酒運転による事故を補償の対象から除こう」という議論がなされていた、という話を聞いたことがあります。しかし、それでは被害者のほうが救われない、ということで今でも補償の対象になっているのです。
自転車の飲酒運転も罰則強化
自動車だけでなく、自転車の飲酒運転についても罰則が強化されています。違反し多場合は「5年以下の懲役または100万円以下の罰金」と、かなり厳しいですね。自動車の罰則強化が成果を出したので、自転車も同じように厳しくしたのでしょう。
ところで、自転車は自動車とは異なり、自賠責保険などの強制保険はありません。ただし、任意ですが、個人賠償責任保険や個人賠償特約などがあります。個人賠償責任保険や個人賠償特約も、自転車の飲酒運転による事故も補償の対象としています。
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