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愛着スタイルのチェックポイント
愛着スタイルの判定には、45項目の設問から構成されている「愛着スタイル診断テスト」などが用いられますが、大きくは次のような点が、愛着スタイルの偏りによる「生きづらさ」に影響してきます。愛着障害的な傾向ともいうことができるでしょう。
□ストレスがたまった時、過度に人に依存する
□つらい体験ばかりをよく思い出す
□愛する人の犠牲にはなれない
□仕事に積極的に取り組めず、満足もできない
□トラブルをよく起こしてしまう
□健康管理がおろそかになってしまう
□死をすごく怖れている
愛着障害は乗り越えられるの?
愛着障害は、養育環境などが変わることによって状態が改善可能であることが指摘されています。キーワードは、本人にとって安心して生きられる場としての「安全基地」ができるということです。ここを母港に、生きなおしてみようということでしょう。
参考:岡田 尊司『愛着障害』光文社新書、2011
執筆:山本 恵一
メンタルヘルスライター。立教大学大学院卒、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長
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