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子どものりんご病 :感染に関する注意事項
りんご病は潜伏期間が要注意なのです。潜伏期間は10日~15日ほどで、長くても20日ほどです。この潜伏期間中に他者への感染を起こします。しかし、当人にはまだ症状がハッキリと出ていない時期なので、感染を防ぐことが難しいことが問題です。
もし子どもの通っている保育園や幼稚園、学校などでりんご病にかかっている子どもがいたら、すでに感染している可能性があります。まずは休ませて休養させましょう。知らない間に感染源になって、他の人にうつしてしまうことにもなりかねません。
反対にハッキリと症状が出てしまえば、紅斑がでていても学校などに行かせても大丈夫です。とはいっても、プールなどは、皮膚が直射日光にさらされるので、休ませたほうがいいでしょう。
家にいるときは、十分な睡眠をとらせ、食事もきちんと摂るようにしましょう。
<予防のポイント>
集団生活で流行していたら休ませる
規則正しい生活をさせる
バランスのとれた栄養を摂らせる
今年2016年は、5年ごとに流行する年に当たります。りんご病は小さいうちにかかっておいたほうが楽な疾患です。合併症をおこさないようにゆっくりと休養させれば、大ごとにはならないのですから、しっかりケアしてあげましょう。
●執筆者プロフィール:南部洋子(なんぶようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師 株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
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