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アルコールでリラックス&快感!
長時間労働と職場での人間関係でクタクタになって、イライラや不安、疲れを紛らわそうと、帰り道に居酒屋で1杯、というのはよくある光景でしょう。
飲み始めて数分もたてば、アルコールは抑制性の伝達物質ギャバ(注1)の働きを強化し、大脳辺縁系の快感サーキットを興奮させ、ドーパミンやエンドルフィンを放出させます。ですから、脳をリラックスさせると同時に、ドーパミンによる快感やエンドルフィンによる陶酔感をもたらせてくれます。
加えて、お酒はすばやくブドウ糖に分解され、血糖値を上げるので、エネルギーがみなぎって元気になります。
注1)ギャバ(GABA)は、植物や動物の体内に含まれる天然アミノ酸の一種。脳や脊髄で「抑制系の神経伝達物質」として働き、ストレスを和らげ、興奮した神経を落ち着かせる働きをします。
タバコとお酒、相性がいい理由
以上のように、お酒とタバコには、リラックス効果と興奮・快感効果とが両方備わっています。うまくかみ合えば相乗効果を生じるところに、相性のよさがある、といえます。
たとえば、お酒を飲んでいるとタバコの本数が増えるというのは、アルコールのリラックス効果と、大量のニコチンによる抑制効果が合わさって、短時間に効果が進んでいくからです。
相性の悪い部分とあしては、タバコがアルコール代謝に必要なビタミンCを破壊して、アルコール代謝が滞り、二日酔いがひどくなることがあります。
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