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タバコとお酒 健康リスク
お酒やタバコによるリラックス効果は、一時的な応急措置のようなものです。
お酒は適量を超えると、イライラ、気分の落ち込み、怒り、考えの不明瞭、記憶障害やブラックアウト(記憶障害の深刻なもの)、脱水症状や急性アルコール中毒のリスク、酩酊(めいてい)による事故や二日酔いなど、結局不快感を味わう羽目になってしまいます。
長期的には、胃炎、肝臓障害、膵臓の炎症、脳の神経細胞の死滅などを招きます。ビタミンやミネラルも失われます。
タバコも、吸いすぎによって、肺がん、心臓病、慢性の肺病リスクが高まりますし、本人だけでなく、周囲の人を巻き込んで受動喫煙による健康被害につながります。とくに胎児には発達障害や突然死などの深刻な障害を与える影響もあります。
何より両者に共通するのは依存性です。依存症の中でも物質依存の代表格は、「アルコール依存症」と「ニコチン依存症」です。
もっと量が増えないと効果が出ない「耐性」、中毒・やめると精神的・身体的に異常が現れる「嗜癖(しへき)」や「離脱症状」など、多くの人が依存症に苦しんでいます。
快感が苦痛に!
お酒とタバコの相性のよさは、相乗効果でどちらも手放せなくなり、同時に「依存症」へつながりかねないことです。しかも、依存症は習慣というよりは、アルコールやニコチンが身体に及ぼす薬物的な作用で始まりますから、セルフ・コントロールは至難の技です。
ストレス軽減のためだとしても「つかの間の応急措置」と割り切って、楽しむ自制心をもっていたいですね。
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