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執筆:Mocosuku編集部
監修:池川 明(池川クリニック委員長・医学博士)
「産み分け」と聞くとどんなことを思い浮かべますか?子どもの性別を選ぶのは倫理的でないと考える人もいるでしょう。
一方で「男の子はいるから、次は女の子を育ててみたい」なんて思っている人もいるかもしれません。
「男の子が生まれるといいな」「女の子を育ててみたい」と産まれてくる子どもに思いを馳せるのは、言ってみれば自然なこと。
そこでここでは、『男の子が産まれるママ 女の子が産まれるママ 産み分けを考えたら読む本』をもとに、男女の産み分けについてご紹介していこうと思います。
性別は「卵子」ではなく「精子」で決まる
これまで、生まれてくる子どもの性別は女性に原因があるとされてきました。
特に昔は息子が跡取りとしてほしがられていた時代です。「男の子を産みなさい」というプレッシャーに追い詰められた女性も多かったことでしょう。
しかし最近では、科学的にみても、産まれる子どもの性別は女性の卵子にはまったく関係ないことが明らかにされているそうです。
著書によると、人間は23組の染色体をもっていて、ひとつは父親、もうひとつは母親から受け継ぐといいます。
23組のうち1つの染色体は「性染色体」と呼ばれ、X染色体とY染色体の2種類があります。そして、性染色体がXとYだと「男の子」になり、XとXだと「女の子」になります。
女性の染色体はX染色体が1本、男性はX染色体をもつ精子とY染色体をもつ精子の両方あるので、性別の決め手は男性側のもつ精子ということになるのです。
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