どういう状態? 出産時に帝王切開が必要なとき

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どういう状態? 出産時に帝王切開が必要なとき

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妊娠22〜36週は早産

 
予定日よりかなり早く陣痛が来てそのまま自然分娩になることもありますが、先に破水してしまった場合は、まだ母体・胎児ともに産みだす(生まれる)準備が出来ていないので危険です。
 
あまりに妊娠週数が早い場合は、胎児の感染防止をはかりながら、妊娠週数を稼ぎ、胎児の成熟を待つために管理入院をすることもあります。生まれてもなんとか育つ程度に赤ちゃんが大きくなってきたら、お母さんと赤ちゃんの安全のために、帝王切開を選択します。
 
 

帝王切開ってどこを切るの?

 
1.麻酔
一刻を争うときは全身麻酔となる場合がありますが、そうでない場合は、「腰椎麻酔(ようついますい)」や「硬膜外麻酔(こうまくがいますい)」で行われます。いわゆる下半身麻酔なので、妊婦の意識はある状態です。
 
 
2.切開
妊婦や胎児の状態、医師の考え方によって、縦に切るか横に切るかが判断されます。
 
〜横に切る(予定帝王切開など一般的な切開法)〜
皮膚から筋膜までを横に切り、腹膜は縦に、子宮壁は横に切るというやり方です。時間がかかりますので、緊急性のある場合は選択されません。
 
〜縦に切る(早く安全に取り出す必要がある場合)〜
おへその下から恥骨に向かって切ります。腹膜に至るまでは縦に切り、子宮壁は横に切ります(緊急時は縦にきることも)。
 
 
3.誕生・縫合
切開にかかる時間はほんの数分です。赤ちゃんを取り出したら、その後すぐに胎盤を取り出し子宮内をきれいにしたあと、縫合します。帝王切開分娩後の処置にかかる時間は1時間ほどです。
 
皮下は溶ける糸で縫合しますが、表皮はテープやホチキスなどを使って傷跡を目立たなくしてくれます。
 
 

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