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第1子が帝王切開の場合、第2子以降も?
「1人目が帝王切開だったから2人目も…」という話はよく聞きますよね。これは、一度切開している子宮が、妊娠経過中に子宮破裂を起こしてしまう危険性があるためです。2人目は、予定日より少し早めに予定帝王切開となることが多いのです。
しかし、一部医療機関では、2人目以降は自然分娩できるところも。その場合も母体と胎児の状態次第ですので、必ずしも自然分娩が可能とは限りません。
高齢出産は帝王切開が多いの!?
最近は30代後半、40代での出産など、高齢出産も珍しくない時代です。そのため、帝王切開が選択される機会は実際に増えています。理由としては、高齢出産が一般的にトラブルリスクが高いものであるために、早めに医療介入を行い、予定帝王切開を選択してもらおう、という現状があるからです。
高齢出産で懸念されるトラブルとしては、以下のようなことがあります。
・妊娠中に高血圧や糖尿病などを発症し、妊娠継続が難しくなることがある
・染色体異常や胎児の障害により経膣分娩(自然分娩)が難しくなることがある
・胎盤に異常が起きたり分娩時に胎児の心音が下がることがある
・子宮筋腫などの手術歴がある場合は子宮破裂の可能性が高まる
帝王切開は、母親や、子どもの命を危険にさらさないために必要な「医療行為」ではありますが、「産みの実感がないまま出産が終わった…」と後で落ち込んでしまう女性も少なからずいるそうです。
高齢出産が増え当たり前となってきている今、こうした女性たちの産後の気持ちにも寄り添って、周りは気を配ってあげたいものですよね。
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