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もしもカミナリに打たれたら…
では、万が一カミナリに打たれてしまうと、私たちの身体はどうなるのでしょうか?
日本でのカミナリによる被害者は、年間20人ほどですが、そのうち70%は死亡しています。ヒトの身体に雷が落ちてしまうと、1000分の1秒という短い間に、電圧にすると200万~1億ボルト、電流にすると1000~20万アンペアという大量の電気が体内に流れることになります。
この強烈な電気刺激によって、心臓停止や呼吸停止が起こります。心拍は自然に再開される場合もありますが、再開しなければ死に至ることになります。
落雷の応急処置
落雷の被害を受けた身体は、電気を帯びているようなことはありませんので、直ちに一次救命措置による心肺蘇生を行うことが大切です。AEDを使用しながら、すばやく救急隊を呼んでください。
脳は、電気による外傷で意識がなくなります。脳の損傷が激しいと、昏睡状態に陥ります。もし意識が戻っても、落雷前のことを覚えていなかったり、障害が残ることもあります。
ここまでお話してきたように、落雷には命を脅かす危険もあります。では、このような被害に遭わないためにどうすればよいのでしょうか?
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