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執筆:座波 朝香(助産師、保健師、看護師)
朝起きたら青アザが出来ているなんてことはありませんか?「よくあること?それとも病気?」と考えてしまうこともあるでしょう。
青アザができてしまうのは、とくに男性より女性に多いようです。なぜぶつけてもないのに、青アザが出来てしまうのでしょうか。
ご一緒にみていきましょう。
青アザの正体とは?
一般的にぶつけてできるアザのことを「青アザ」と呼んでいます。打撲の症状としてよくみられるものですね。打撲などによる青アザの正体は、「内出血」によるものです。
字のごとく、内側で出血が起こっているので、表面には血がでないのですが、皮膚を透して青く見えるということです。「出血斑(しゅっけつはん)」と呼ぶこともあります。
それでは、なぜ青く見えるのでしょうか?
身体は、何かの衝撃で出血が起こると、出血を止めようと働きます。内出血も同じで、皮膚の中で出血が起こると、その後血小板等の働きによって止血されます。
皮膚の表面の傷であれば、血液を洗い流せばきれいになりますが、皮膚の内側での出血なので、その場にしばらくとどまっていることになります。その後、何もしなくても、青アザが自然になくなるのは、皮膚の中で血液が吸収されているからです。
このように、どこかに衝撃が加わることによってできる青アザですが、ではぶつけてもいないのに内出血が起こるのはなぜなのでしょうか?
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