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薬にも毒にもなり得る親と子の関係
薬と毒は紙一重です。適切な量を服用すれば症状を癒やしてくれますが、飲み過ぎると逆効果になってしまうことも。
実は、人間関係においても同じことが言えます。他者の存在は、私たちを楽にしてくれる薬として働いてくれるときもあれば、毒として苦しめるものにもなります。
特に親と子という人間関係においては、関係が濃密であるぶん、それが毒になってしまうと害も大きくなりがちなのです。どこからが「毒親」か、という明確な基準があるわけではありません。
しかし親が毒になり得るということ、親に傷つけられたと感じる人がいることは確かです。
親を一人の人間として見られるようになるプロセス
成長していく中で、子供は親に大きな影響を受けます。小学生くらいまでは、誰でも「親は正しい」と考えているでしょう。
中学生くらいになると、「必ずしも親が正しいわけではない」と考えるようになります。心身ともに少しずつ大人に近づき、それまで大きく感じていた親を小さく感じ始めるのです。
そしてさらに成長すると、「親も正しいところもあれば、正しくないところもある、一人の人間なんだ」という冷静な目で見られるようになります。
そうして、私たちは長い時間をかけて行ったり来たりして、考え方やものの見方のバランスを身につけていくわけです。
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