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心臓を止める原因とは
突然死で起こる心臓の異常、心臓を停止してしまう直接の原因は、「心室細動(しんしつさいどう)」という不整脈がほとんどだといわれています。
不整脈というのは心臓のリズムが乱れている状態なのですが、これがどうして危険なのでしょう。
心室細動は、心臓から全身に血液を送るポンプの役割をする心室が細かくけいれんした状態です。けいれんした状態になるとポンプ機能を果たせず、血液を送ることができなくなります。
全身の中でも、とくに脳への血液が送られなくなると数秒で意識を失い、そのままの状態が数分続くと死に至るのです。
「心室細動」はどうして起こる?
心室細動を起こす病気はさまざまありますが、その中でも有名なのが「心筋梗塞」です。この心筋梗塞を例にあげてご説明しましょう。
心臓が動くために必要な酸素や栄養を運ぶ血管を「冠状動脈(かんじょうどうみゃく)」といいます。この大切な血管は細く、血管の内側が狭くなる「動脈硬化」によって血栓が詰まりやすくなります。
そして血管が詰まってしまうと血液の流れが途絶え、心筋が死んでしまいます。この状態が心筋梗塞です。
そして、心筋梗塞が発生することによって命に関わる不整脈「心室細動」が引き起こされるのです。
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