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アナフィラキシーの3大原因
厚生労働省が2011年に発表した人口動態統計によると、アナフィラキシーの原因は食物が最も多く、続いてハチ毒、薬物となっています。また、100人に1人は何らかの食物アレルギーを持っていると言われており、3大アレルゲンと呼ばれる牛乳・鶏卵・小麦のほか、そばやピーナッツ、甲殻類など、さまざまなものが原因となり得ます。また、虫刺されや薬物以外にも、ゴム製品に含まれるラテックス、運動、日光といった刺激がアナフィラキシーを引き起こすこともあり得ます。
5分で心停止も! 命に関わるアナフィラキシー
アナフィラキシーの特徴のひとつは、短時間で症状が現れることです。アナフィラキシーが原因で心停止に至った例では、心停止までの平均時間が薬物で5分、ハチ毒では15分、食物では30分と言われています。
もちろん、アナフィラキシーがすべて心停止に至るわけではありませんが、万が一アナフィラキシーショックとなった場合は、迅速な対応が求められるのです。なお、厚生労働省によれば、2011年に日本でアナフィラキシーで死亡した人の数は71名だそうです。
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