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象牙質まで欠けている場合
冷たい物を食べると、しみたり痛んだりすることが多くあります。
神経の近くまで達している場合は、熱い物を食べると、しみたり痛んだりすることもあります。
治療は、小さく欠けた場合は神経への刺激を遮断する薬を塗った後、前述のレジン充填、ダイレクトボンディングです。
奥歯が大きく欠けた場合は、セラミックや銀などの部分的なかぶせ物をすることもあります。
痛みが強い場合は、根管治療(歯の神経を取り除いて薬を詰める)で症状が落ち着いたら、土台を入れた後、前歯ならば硬質レジン前装クラウン、オールセラミックなどのかぶせ物を被せます。奥歯ならば銀歯やオールセラミックなどを被せます。
根っこから折れている、または縦方向に割れている場合
このような場合は、残念ながら歯は残せません。残っている歯の抜歯が必要です。
神経が生きている歯は、神経が露出している状態ですから、痛みが強く出ないうちに、できるだけ早く歯科医院へ受診してください。
神経の無い歯は、しみる症状は出ませんが、痛みや腫れが出やすいですので、早めに受診しましょう。
歯のトラブル抜歯をしたら
抜歯をした後は、消炎鎮痛薬や抗菌薬が処方されます。麻酔が切れて痛みが出てきた場合は、消炎鎮痛薬を服用します。
また、抗菌薬は抜歯後の細菌感染を防ぐためのものですから、指示通り服用してください。
抜歯後は時間が経つにつれて痛みは軽減しますが、2~3日経って痛みが強くなってきた場合は細菌感染が疑われるので、抜歯した歯科医院を受診してください。
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