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爪が黄色くなる原因とは?
爪がいわゆる「水虫」(白癬菌:はくせんきんによる感染)になると、濁ったような白~黄色っぽい色に変色します。
爪が厚みを増したり、もろくボロボロとしてくることもあります。
爪白癬の場合、内服薬で治療します。
家族にうつしてしまわないよう、バスマットやタオルは別にしましょう。
ほかの箇所の水虫の場合より少し時間を要しますが、根気よく治療すれば、良くなります。
黒い爪の原因、いろいろ
「気づいたら、爪が黒い!」と、びっくりした経験をお持ちの人もいるでしょう。
一般的に「血豆」といわれる「爪下血腫(そうかけっしゅ)」は、爪が黒くなる原因として、もっともよくみられるものです。
ぶつけた、ドアにはさんだ、サイズが合わない靴を履いて、爪が圧迫されたときなど、爪~爪下の皮膚に強い力がかかった場合、内出血が起きて、赤黒い色になります。自然によくなることがほとんどですが、痛みが強い場合などは皮膚科で診てもらいましょう。
また、爪に黒色や茶色の線ができる「爪甲色素線条(そうこうしきそせんじょう)」は、加齢によるものだったり、いわゆる「ほくろ」といった色素沈着など、とくに心配がいらないものから、悪性腫瘍や感染症、薬の副作用などによる場合もあり、注意を要します。
とくに、線が徐々に太くなる、爪全体に黒色が拡がるといったときは、早めの受診が必要です。
それは、近年増加傾向にある「メラノーマ(悪性黒色腫)」の可能性があるからです。
メラノーマは、皮膚にできる代表的ながんですが、爪にも発生します。
黒~黒褐色といった色が爪全体に拡がってくることに加え、爪が崩れるような変形や部分的に盛り上がるといった症状もみられることがあります。
悪性度が高く、比較的早期の場合でもがんが転移をすることがあります。気づいたらすぐ皮膚科を受診しましょう。
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