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産道と赤ちゃんの関係
まず大事なポイントになるのは、産道の最初の難関である骨盤に、赤ちゃんの頭が入っていけるかどうかです。
通常は、臨月になり出産が近づいてくると、骨盤の中に赤ちゃんの頭が入り込んで固定されます。
しかし、骨盤が狭い場合や、赤ちゃんの頭が大きい場合など、骨盤と赤ちゃんの頭のサイズが合わないときには、うまく入ることができません。また、赤ちゃんの向きや姿勢も頭がうまく入り込めない原因となります。
では、どのような体型であれば、赤ちゃんがスムーズに骨盤に入っていけるのでしょうか。
安産型といわれる人の骨盤とはどんな形?
いわゆる「安産型」とは、腰幅が広い、つまり骨盤が大きいことをいいます。
これは当然、「骨盤が広ければ、赤ちゃんが通りやすい」と考えられているからですが、実はこれには誤りがあります。
なぜなら、骨盤の大きさや形は、みなそれぞれ違っていて、外見上で骨盤が大きくても最初に赤ちゃんの頭が入り込む部分は小さいことがあるからです。
解剖の結果からも、骨盤の外側の大きさと内径(骨盤入口部;こつばんにゅうこうぶ)の大きさは必ずしも比例しないことがわかっています。
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