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厄年の福は払い落としても、落ちず
このサブタイトルはことわざです。
厄年は悪いことばかりでなく、福がついたときは、ずっとツキが落ちない、という意味だそうです。
迷信といえばそれまでですが、私たち日本人の血には、厄年は他の迷信と比べて、もっと畏れの気もちがあるようにも思います。
厄年が定着した平安時代には、毎年のように貴族たちが行い、江戸時代になって厄の風習が民間に定着すると、神社仏閣で行うのが流行となり、そして現代、大きなイベント時には儀礼の一種となっているのが「厄払い」です。
いわば、現代は第3次厄払いブームとでもいえるのでしょうか。
【参考】
板倉晴武『日本人のしきたり』青春新書http://mzstyle.net/yakudoshi.html
<執筆者プロフィール>
山本 恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院卒、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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