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寒暖差アレルギーの治療について
症状によって診療科も変わってくるかもしれませんが、おもな症状の鼻水・鼻づまり・クシャミなどで受診するなら、耳鼻咽喉科での治療が必要になります。
また、免疫の低下や自律神経の乱れが酷いなら、内科や心療内科も考えられます。
さらに、ジンマシンなら皮膚科、睡眠障害がつらければ精神科や睡眠外来などの受診も必要になるでしょう。
たとえば、耳鼻咽喉科の場合、症状の鼻づまりなどへの対処として、点鼻薬などを処方してくれる場合もあります。念のため血液検査やレントゲンで、免疫や自律神経の状態を調べることもあるでしょう。
また逆に、寒暖差アレルギーかと思ったら、実は、アレルギー性鼻炎だったという例もあるようです。
まだ聞きなれない病気だけに、病名を特定したり症状を回復するには、少々時間を必要とするという医師もいます。
寒暖差アレルギーへの対処や予防
急激な温度差による自律神経の乱れやその影響から起こってくるとされる寒暖差アレルギー。その対処にはいくつかのポイントが挙げられています。
寒さ対策
外気の場合も屋内外の場合も、気温に合った服装をすることで温度差に対応することができます。薄着や厚着を着分けて温度調節をこまめにしましょう。
また、寒いところ、乾燥したところヘはマスクをして出かけるのも効果的です。
ストレスコーピング
過度なストレスが長期にわたると自律神経は乱れます。同時に、免疫力も低下し、寒暖差アレルギーが起こりやすい身体状態になります。
これを回避するため、生活習慣を整え、食生活や睡眠をしっかりととっておくことが重要になります。
もちろん、適度の運動やストレス発散も必要です。血行が良くなり身体が冷えない体質になりますし、免疫力も上げられます。
服薬はよく相談する
症状によって、服薬によって症状を抑えることを治療で行うでしょうが、医師とよく相談して、薬を飲み続けることのデメリットにも対処しておきましょう。
【参考】
・河村耳鼻咽喉科クリニック公式ブログ『寒暖差アレルギーとはどのような病気? 症状や対策方法を徹底解説』(https://www.jibika-operation.com/allergic-to-different-temperatures)
<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお・かおるこ)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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