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執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)
医療監修:株式会社とらうべ
“骨を折ると、その部分が強くなる…”
そんな話を耳にしたことはありませんか。
しかし、本当にそうなのでしょうか。
今回は「骨折」をテーマに、症状や種類、治療法、骨の強化などについてご説明しましょう。
骨折とは
骨が壊れた状態を骨折といいます。
骨折といっても幅広く、ヒビが入るのも骨折ですし、骨の一部が欠けたり、凹んだり、砕けたりするのも骨折です。
骨折は、骨に力がかかって発生します。
健康な骨は強い大きな力がかからないと骨折しませんが、骨全体が弱っていたり、骨の一部が溶けていたりすると、弱い力でも骨折してしまいます。
骨折すると、ひどいときは動けなくなって外見も変形したりします。
動かすと強い痛みを伴い、その後、患部の周辺が赤く腫れあがったり不自然に変形したり、本来曲らない方向に曲がってしまうようなこともあります。
皮膚の下で骨折した場合は内出血を起こしますが、折れた骨が皮膚を突き破ると激しく出血して、顔面蒼白となりショック症状を引き起こすこともあります。
単なる打撲や関節脱臼でも似た症状が出ますので、診断を確定するにはレントゲン写真を撮る必要があります。
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