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骨折の種類
おもな骨折の種類を以下に挙げてみました。
皮下骨折
皮膚に損傷はなく外見ではわかりませんが、皮膚の下で骨折している状態です。
内出血によるあざができて、最初は紫色のあざで、その後、黄色や緑色に変色します。
関節骨折
関節の骨折で、足首や肘に起こることが多いです。
関節は皮膚のすぐ下にあるため、複雑骨折になる場合もあります。
複雑骨折
解放骨折ともいいますが、患部の皮膚が破れ激しく出血します。
傷口から細菌が入る危険性があり、一刻も早い治療が必要です。
剥離骨折
靭帯・腱の結合部から小さな骨が剥がれた状態です。
手や足、足首に起こりやすい骨折です。
疲労骨折
特定の部位に負担をかけ続けてその部位の骨が弱くなり、骨折を起こします。
とくに陸上やサッカー選手などがなりやすく、部位は足や腰に多くみられます。
圧迫骨折
骨がつぶれた状態になる、腰椎や脊椎に起こりやすい骨折です。
骨粗鬆症の場合、知らないうちに体の重みで腰椎などに骨折を起こしていることもあります。
粉砕骨折
骨がバラバラになってしまう骨折です。
事故などで骨が大きな衝撃を受けたり、骨粗鬆症で骨が弱くなった人が転倒したりして起こります。
病的骨折
通常ならば骨折には至らない、病的な状態の骨折で、比較的軽い外からの力で折れてしまいます。
たとえば骨の腫瘍、がんの骨転移、先天的な骨の疾患などで、一般的に良く知られているのは骨粗鬆症でしょう。
骨折の診断
症状を診てレントゲン写真を撮ります。
レントゲン写真に写りにくい骨折のときは、CT検査をします。
小児の骨は、レントゲン写真に写らない部分があり個人差も大きいので、骨折していない方のレントゲン写真も撮って比べる場合もあります。
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